2023年5月2日
アロエは薬ではないの?
何千年も前から人々から使われてきたアロエですが、8世紀に入るとアロエはシルクロードを経て中国に伝来したと言われています。
日本では江戸時代に広く民間で愛用されたという記録があり、そのまま食べたり塗布したりと、薬草のような役割で人々の生活に役立ってきました。
日本で一般的に知られているキダチアロエは、「医者いらず」という異名があり、古くからやけどや切り傷など、民間療法に使われていました。
現代では、アロエの中に含まれている「アロイン」という苦み成分が、緩下剤の一部として使用されています。
1980年代に入ると、アロエベラのジェル部分のみを使った商品が日本で販売されるようになったことをきっかけに、それまで「薬」と区分されていたアロエが、「食品」として区分されるようになりました。
以来日本では、アロエベラのジェルが食品や化粧品の配合成分として使われることが一般的になっています。