2025年9月22日
アロエベラに美白効果？最新の研究からわかるアロエベラのチカラ
紫外線やストレスで増えるメラニン。最新研究では、アロエベラの成分がその生成を抑え、美白や肌を守る働きを示すことが明らかになってきています。
シミやくすみの原因となるメラニン。紫外線や肌の刺激によって増えすぎると、肌の透明感を失わせてしまいます。そんなメラニンの生成をコントロールする新たな可能性として、アロエベラが注目を集めています。
メラニンは、アミノ酸の一種「チロシン」が酵素の働きによって変化することで作られます。その中心となるのが「チロシナーゼ」という酵素です。実は、このチロシナーゼの働きを抑えることで、メラニンの過剰生成を防ぐことができるのです。
研究によれば、アロエベラには「フラボノイド」という成分が豊富に含まれており、このフラボノイドにはチロシナーゼを阻害する作用があることが示されています。さらに、アロエベラ特有の成分「アロエシン」にも美白の可能性が。実験では、紫外線による色素沈着を用量依存的に抑える効果が確認されました。
また、アロエベラジェルを用いた臨床試験では、肌の色素産生を抑えるだけでなく、表皮の表面に膜をつくり、紫外線から肌を守る効果も報告されています。つまりアロエベラは、「メラニンを作らせない」「紫外線から守る」という二重のアプローチで、美白ケアに役立つ可能性があるのです。
もちろん、これらの研究はまだ規模が限られており、化粧品としての効果を断定できる段階ではありません。しかし、自然由来の成分でありながら科学的な裏付けも増えつつあるアロエベラは、未来の美白スキンケア成分として大いに期待されています。
