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2026年2月25日

アロエベラはアレルギー症状にどう関わる?基礎研究からのヒント

春先になると、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった花粉症の症状に悩まされる人が多い。一般的な対策としては、抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬が用いられているが、「できれば、もう少し自然由来のものも取り入れたい」と感じている人も少なくないであろう。そのような中で、アロエベラが花粉症シーズンのつらい症状を「やわらげる素材」として注目されつつある。

現時点で、アロエベラが「花粉症」そのものを治すことを示した決定的なヒト臨床データはない。アレルギー体質を根本から変える治療薬として確立しているわけでもない。その一方で、動物実験や細胞レベルの研究から、「アレルギー反応で過剰に働く仕組みを少し落ち着かせ、症状を緩和する可能性」が示唆されている。

例えば、花粉症に似たアレルギー性鼻炎のモデル動物を用いた研究では、アレルギー反応を起こしたラットの鼻にアロエベラを投与すると、くしゃみの回数などの症状が軽くなり、鼻粘膜の炎症も和らいだと報告されている。鼻の粘膜を顕微鏡で観察すると、炎症細胞の集まりや腫れが少なくなっており、「局所の炎症を抑える方向に働いている」ことがうかがえた。

また、免疫のバランスに対する作用も検討されている。アレルギー反応が強く出ている状態では、「アレルギー側」に偏ったサイトカイン(免疫メッセージ物質)が多くなりがちであるが、アロエベラを与えた群では、このバランスが中立側に近づく傾向が見られたとされる。平たくいえば、「過剰に暴走しているアレルギー反応を、少し落ち着かせる方向に働く可能性」があるということである。

さらに、アロエベラは抗炎症作用や保湿作用を持つ成分も多く含んでいるとされる。花粉症シーズンには、鼻まわりや目の周囲の肌荒れ、マスクによるこすれなど、皮膚トラブルも起こりやすい。アロエベラジェルを用いたスキンケアは、乾燥や刺激による皮膚トラブルを和らげる可能性がある。その意味でも、「花粉で乱れがちな粘膜や皮膚の環境を整える素材」として位置づけることができる。

ただし、こうした知見の多くは動物実験や基礎研究の段階にとどまっている。人間の花粉症患者に対して、どの程度の量・どのような形で摂取または使用すると、どれほど症状が軽くなるのかという点については、今後の臨床研究が必要である。

したがって、現時点では、標準的な治療やセルフケアとアロエベラを組み合わせて、「炎症やヒスタミン反応を穏やかに保ち、つらい時期を少しラクに過ごすためのサポート素材」として捉えるのが現実的である。日々の生活の中で上手に取り入れつつ、自分の体調やアレルギーの程度に応じて、医療機関での相談も併用することが望ましいといえるであろう。

参考文献
Molecular biological study of aloe vera in the treatment of experimental allergic rhinitis in rat / by Hongwei Yu , Zhen Dong, Zhanquan Yang

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