和訳：「アロエベラ・アセマンナン由来の新しい生体材料の基礎研究から臨床応用」

アロエベラは多糖類が豊富なハーブの一種である。アセマンナン（AC）は、アロエベラから抽出される天然の多糖類として、良好な生分解性と生体適合性を持つと考えられており、優れた免疫調節、抗ウイルス、抗腫瘍、組織再生効果のため、生物医学分野での幅広く応用されている。近年、ACを新しい生物医学材料として組織再生医学の応用に関する臨床ケース報告が登場しており、主に骨組織工学、歯髄-象牙質複合再生工学、およびその他の手術での軟組織修復に使用されている。さらに、ACと他の化合物の組み合わせによって形成される新しい複合製品は、優れた生物学的および物理的特性を持っており、より広い研究の展望がみられる。本論文では、ACの調製過程、表面構造、および応用形態を紹介し、ACのアセチル官能基含有量がその機能に及ぼす影響をまとめ、ACの機能的特性、実験室研究、臨床の最先端の応用、およびACの組み合わせの応用について詳しくレビューしている。最後に、基礎研究から臨床治療までのACの現在の応用状況を分析し、その展望について議論している。

Bai Y, Niu Y, Qin S, Ma G. A New Biomaterial Derived from Aloe vera-Acemannan from Basic Studies to Clinical Application. Pharmaceutics. 2023 Jul 9;15(7):1913.