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2023年8月21日

試験管での発酵乳酸杆菌と乳酸菌ヘルべの増殖におけるアロエベラジュースの共生効果

和訳:「試験管での発酵乳酸杆菌と乳酸菌ヘルべの増殖におけるアロエベラジュースの共生効果」

目的:アロエベラジェルなどのノンカロリー繊維の長期的な食事摂取は、人間の腸における微生物の構造と活動に影響を与える。現在の研究は、乳酸菌として市販されているプロバイオティクス、つまりは発酵乳酸杆菌とアロエベラジュースのプロバイオティクスとしての将来性のある予防処置のための共生効果という革新的な概念とともに実行された。


材料と方法:国際アロエ科学協会によって認証されたアロエベラジュースによる発酵乳酸杆菌の発酵が実施され、大規模な発酵ブロスからの短鎖脂肪酸(SCFAs)の定量化は、選択イオンモニタリングモードのガスクロマトグラフィー質量分析法の選択的検出によって決定された。


結果:MRSブロス上でアロエベラジュース(AVJ)を個別に使用した発酵乳酸杆菌と乳酸菌ヘルべの増殖は継続的にpH3.5および3.6に維持された。一方で、陰性対照のpHは24時間培養中にそれぞれ4.3および4.0に変わった。アロエベラジュースの異なる濃度(5-25%)によって培養された乳酸菌ヘルべの増殖率と生存率は大幅に減少している。しかしながら、乳酸菌ヘルべの増殖率は、15% AVJの使用に重点を置いた濃度依存方式によって陰性対照よりも2倍の増殖をもたらす結果となった。24時間の培養の中で、発酵乳酸杆菌のpH3.6とAVJの組み合わせの継続は、試験管発酵でのAVJによるプレバイオティクスの可能性の耐久性を示唆する。エーテル抽出物の中のSCFAsとしての酢酸、プロピオン酸、そして乳酸は発酵培養液から特定された。


結論:AVJのプレバイオティクス活動は、発酵乳酸杆菌との24時間培養中のSCFAsの関与により測定できる。革新的な共生概念であるAVJと発酵乳酸杆菌の組み合わせは、将来の腸の健康に関する主張を見通した予防策である。酸に対する耐性により、発酵乳酸杆菌は経口投与後に胃関門を通り、腸に定着する可能性がある。


Yagi A, Al-Madboly LA, Kabbash A, El-Aasr M. Symbiotic effect of Aloe vera juice on the growth of Lactobacilllus fermentum and L. helveticus isolates in vitro. Journal of Gastroenterology and Hepatology Research, 2017; 6, 2365-2369

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