2024年3月6日
アロエベラが糖尿病の予防・改善に貢献する?
アロエベラ は、伝統医学で長い歴史を持つ多肉植物です。近年、その抗炎症作用、抗酸化作用、血糖値調節作用など様々な薬効が研究されています。
糖尿病の予防におけるアロエベラの効果については、まだ十分な研究結果が得られていないものの、いくつかの文献で有望な示唆がされています。
森永乳業株式会社による研究がその一つで、アロエベラ葉肉に含まれる成分が、2型糖尿病の予防・改善に効果を示唆する結果が得られています。アロエベラゲルを8週間摂取した2型糖尿病患者 12名を対象に、血糖値、糖化ヘモグロビン値、糖代謝能力を測定したところ、血糖値と糖化ヘモグロビン値が有意に低下し、糖代謝能力が改善されたとのことです。
また、イランの研究者 による研究では、アロエベラが糖尿病患者の脂質代謝改善に効果を示唆する結果が得られています。2型糖尿病患者 80名を対象に、アロエベラ粉末またはプラセボを12週間摂取してもらったところ、アロエベラ摂取群は、プラセボ群と比較してLDLコレステロール値 とトリグリセリド値 が有意に低下し、またHDLコレステロール値 が有意に上昇したとのことです。
これからますますアロエベラの研究が進み、健康に大きく貢献することが明らかになるとうれしいですね。