2024年5月10日
関節ケア需要の高まる超高齢化時代
団塊世代(1947〜1950年の第一次ベビーブームに生まれた世代)である約600万人が75歳以上の後期高齢者になる2025年、日本は65歳以上の高齢者が3割を超え、超高齢社会に突入します。それに伴い、関節の痛みや炎症といった関節疾患を抱える人が増加し、関節ケア市場はますます拡大していくことが予想されます。
4人に1人が関節に痛み
厚生労働省が3年ごとに行っている国民生活基礎調査の結果によると、高齢者の約4人に1人が関節痛に悩んでいるといいます。団塊の世代が後期高齢者になろうとしている今、関節の健康には一層の関心が寄せられており、効果的な関節ケアの方法が求められています。
求められるのは「機能」プラス「体感」
関節ケアの素材として、グルコサミンやプロテオグリカン、コラーゲンに関連する成分は認知度が高く訴求力もあります。近年はその他の素材の研究も進んでおり、様々な製品が市場に登場しつつあります。いろいろな素材が出回る中、消費者に選ばれる基準は一体何かと言えば、関節を修復するという機能面と、痛みが和らぐなどという体感面にあると言えます。この二つの側面を満たす製品の開発がこの先も強く求められていくことでしょう。
アロエベラが関節ケアに貢献する可能性
アロエベラがグルコサミンなどの関節ケア成分に直接貢献するかどうかは、現時点では明確な研究結果がありません。しかし、アロエベラに含まれる様々な成分が、間接的にこれらの成分の働きをサポートする可能性は示唆されています。また、アロエベラにはアロエシンやアロエベラチン、その他各種ビタミンやミネラルなど、ヒトの体に有用な多種類の成分が含まれており、直接的な作用に関する研究が進められることも期待できます。アロエベラの幅広い有用性が、これからの超高齢化時代に貢献することができるでしょう。
